旅のきっかけ
9月に旅行に行こう。そこからはじまった。今回は久しぶりに時間的に余裕のある旅行ができそうだ。そうなるとあとは何処へいくかだった。ヨーロッパならポルトガルがいいと聞くし、イスタンブールにも一度は行きたい。
近所の旅行会社に通って10数冊のパンフレットを集めてきた。どれもカラー写真が豊富だからイメージがわきやすいし、おおよその予算もわかる。そうして、しばらく遺跡やらコバルトブルーの海の写真を見てはあっちもこっちも良く思えて大変だった。
そのうちの1冊はアフリカの紹介だった。ボツワナ、ガーナ、南アフリカ、ケニヤ、タンザニア、ウガンダ等々。めくってみると、まず海がとても奇麗だった。加えて山の写真もある。茶色の大地に蒼い空、山がバックの壮大な景色にジープが一台だけ走っている写真、象の親子が水浴びしている写真、メスライオンが群れでいる写真、どれもが印象的だった。
その後、料金表を見て再びびっくりした。イギリス用のパッケージツアーだから最低でも2週間から3週間が標準になっているのだが、南アフリカのツアーでは一人約4000ポンド(約80万)なんていうのがある!2週間3食付き海沿いのホリデーが数万円で見つかる事があるイギリスで、一体誰が4000ポンドもだすんだ?
しかし、動物の写真が心に残ってしまった。キリンが見たい、シマウマが見たい、アフリカ大陸に足を踏み入れてみたい。そして、すっかり行く気になっていた。インターネットで調べるとケニアに日本の旅行会社があるのを発見。しかもメールでやりとりしているうちに予算的にもこれなら行けそうな事が判明。よしよし。こうしてケニア行きが決定したのでありました。
ケニアってどこ?
ケニアは1963年に独立するまでイギリスの植民地だった。現在のエリザベス女王がまだ王女だった時、父王の訃報を聞いたものケニア訪問時だった。ケニアは赤道直下の国だが、中部は標高1700m前後の高原である為しのぎやすい気候。南半球のケニアは、日本とは逆で7月、8月が冬になる。3月から5月が大雨期、10月から11月が小雨期。
サファリとは元々ケニアの国語であるスワヒり語(公用語は英語)で「旅行」を意味し、植民地時代は「動物をハンティングする為の旅行」として使われていたが、現在は「動物を自然のまま観察する為の旅行」として使われている。
ケニアの地図
上記はケニアと周辺国の地図。水色は湖、青色はインド洋、緑色は国立公園(NP)と国立保護区(NR)、三角はキリマンジャロ山、茶色のナイロビはケニアの首都、モンバサはインド洋に面した都市。今回の旅で移動したように印をつけるとこうなる。キリマンジャロが見えるというアンボセリNPにも行きたかったのだけれども、日程の都合上今回は見送って、そのかわりインド洋沿いの街モンバサにも足をのばす事にした。
旅の準備
ロンドンからナイロビまでの航空券の値段を調べてみると一番安いのはアムステルダム乗り換えのKLM便だったのだが、2ヵ月前の時点ですでに満席だった。パリ経由のエアーフランスも安いようだが、直行便の英国航空がそれより安かったので即決。発着はガトウィック空港だが毎日便がでていて便利。
インターネットでケニアを調べてみて多くの方のお勧めである2冊のガイドブックを購入した。「地球の歩き方東アフリカ編」と「ヒサ版サファリマニアル」である。地球の歩き方を読んでいるとナイロビは治安があまり良くなさそうで少しびびる。確かにアメリカ大使館爆破事件も記憶に新しい。平和ボケしている日本人には人種の問題、国土の問題、宗教の問題は人事のように感じてしまうけれども、世界にはたくさん紛争の火種が残っていることを実感した。
人様のHPでケニア旅行記等を読ませてもらうと、皆さん動物の写真を上手にアップされている。そうか、でもうちにある普通のカメラ(しかも数年前のコンパクトでもない図体のでかいカメラ)では遠くの動物なんて撮れないぞ、さてどうしよう?同居人が今時の一眼レフは簡単に撮れるよ、と発言。せっかくの旅行だしここはひとつ一眼レフに挑戦だ!と鼻息荒くまたまたインターネットで今度はカメラの事を調べることにする。
とにかくカメラの事は何も知らないから片っ端からHPを読んでみた。そうして少しメーカーの名前を覚えたところで近所のカメラ屋を覗いてみた。んー、やはりイギリスは精密機器は値段が高いし種類も少ないみたいだった。それに加えて「もしもイギリスでカメラを買ったら、やはり説明書は英語?」という問題があった。せっかく日本が誇る精密機器を買うのに何も英語で説明されなくてもいいだろうという結論に達し、結局カメラは日本で買って送ってもらった。このカメラ購入に関してもある方に色々相談にのっていただき非常にお世話になった。多謝多謝。
日本からカメラを送ってもらう時に蚊取り線香と虫除けスプレーも送ってもらった。蚊が媒体となるマラリアや黄熱病対策には蚊取り線香と蚊に刺されないようにする事が一番らしい。日本製の蚊取り線香は良く効くというが、その原料となる除虫菊はケニアから輸入しているそうだ。
そうしてケニア行きの準備は着々とすすんでいくのでありました。
9月に旅行に行こう。そこからはじまった。今回は久しぶりに時間的に余裕のある旅行ができそうだ。そうなるとあとは何処へいくかだった。ヨーロッパならポルトガルがいいと聞くし、イスタンブールにも一度は行きたい。
近所の旅行会社に通って10数冊のパンフレットを集めてきた。どれもカラー写真が豊富だからイメージがわきやすいし、おおよその予算もわかる。そうして、しばらく遺跡やらコバルトブルーの海の写真を見てはあっちもこっちも良く思えて大変だった。
そのうちの1冊はアフリカの紹介だった。ボツワナ、ガーナ、南アフリカ、ケニヤ、タンザニア、ウガンダ等々。めくってみると、まず海がとても奇麗だった。加えて山の写真もある。茶色の大地に蒼い空、山がバックの壮大な景色にジープが一台だけ走っている写真、象の親子が水浴びしている写真、メスライオンが群れでいる写真、どれもが印象的だった。
その後、料金表を見て再びびっくりした。イギリス用のパッケージツアーだから最低でも2週間から3週間が標準になっているのだが、南アフリカのツアーでは一人約4000ポンド(約80万)なんていうのがある!2週間3食付き海沿いのホリデーが数万円で見つかる事があるイギリスで、一体誰が4000ポンドもだすんだ?
しかし、動物の写真が心に残ってしまった。キリンが見たい、シマウマが見たい、アフリカ大陸に足を踏み入れてみたい。そして、すっかり行く気になっていた。インターネットで調べるとケニアに日本の旅行会社があるのを発見。しかもメールでやりとりしているうちに予算的にもこれなら行けそうな事が判明。よしよし。こうしてケニア行きが決定したのでありました。
ケニアってどこ?
ケニアは1963年に独立するまでイギリスの植民地だった。現在のエリザベス女王がまだ王女だった時、父王の訃報を聞いたものケニア訪問時だった。ケニアは赤道直下の国だが、中部は標高1700m前後の高原である為しのぎやすい気候。南半球のケニアは、日本とは逆で7月、8月が冬になる。3月から5月が大雨期、10月から11月が小雨期。
サファリとは元々ケニアの国語であるスワヒり語(公用語は英語)で「旅行」を意味し、植民地時代は「動物をハンティングする為の旅行」として使われていたが、現在は「動物を自然のまま観察する為の旅行」として使われている。

ケニアの地図
上記はケニアと周辺国の地図。水色は湖、青色はインド洋、緑色は国立公園(NP)と国立保護区(NR)、三角はキリマンジャロ山、茶色のナイロビはケニアの首都、モンバサはインド洋に面した都市。今回の旅で移動したように印をつけるとこうなる。キリマンジャロが見えるというアンボセリNPにも行きたかったのだけれども、日程の都合上今回は見送って、そのかわりインド洋沿いの街モンバサにも足をのばす事にした。
旅の準備
ロンドンからナイロビまでの航空券の値段を調べてみると一番安いのはアムステルダム乗り換えのKLM便だったのだが、2ヵ月前の時点ですでに満席だった。パリ経由のエアーフランスも安いようだが、直行便の英国航空がそれより安かったので即決。発着はガトウィック空港だが毎日便がでていて便利。
インターネットでケニアを調べてみて多くの方のお勧めである2冊のガイドブックを購入した。「地球の歩き方東アフリカ編」と「ヒサ版サファリマニアル」である。地球の歩き方を読んでいるとナイロビは治安があまり良くなさそうで少しびびる。確かにアメリカ大使館爆破事件も記憶に新しい。平和ボケしている日本人には人種の問題、国土の問題、宗教の問題は人事のように感じてしまうけれども、世界にはたくさん紛争の火種が残っていることを実感した。
人様のHPでケニア旅行記等を読ませてもらうと、皆さん動物の写真を上手にアップされている。そうか、でもうちにある普通のカメラ(しかも数年前のコンパクトでもない図体のでかいカメラ)では遠くの動物なんて撮れないぞ、さてどうしよう?同居人が今時の一眼レフは簡単に撮れるよ、と発言。せっかくの旅行だしここはひとつ一眼レフに挑戦だ!と鼻息荒くまたまたインターネットで今度はカメラの事を調べることにする。
とにかくカメラの事は何も知らないから片っ端からHPを読んでみた。そうして少しメーカーの名前を覚えたところで近所のカメラ屋を覗いてみた。んー、やはりイギリスは精密機器は値段が高いし種類も少ないみたいだった。それに加えて「もしもイギリスでカメラを買ったら、やはり説明書は英語?」という問題があった。せっかく日本が誇る精密機器を買うのに何も英語で説明されなくてもいいだろうという結論に達し、結局カメラは日本で買って送ってもらった。このカメラ購入に関してもある方に色々相談にのっていただき非常にお世話になった。多謝多謝。
日本からカメラを送ってもらう時に蚊取り線香と虫除けスプレーも送ってもらった。蚊が媒体となるマラリアや黄熱病対策には蚊取り線香と蚊に刺されないようにする事が一番らしい。日本製の蚊取り線香は良く効くというが、その原料となる除虫菊はケニアから輸入しているそうだ。
そうしてケニア行きの準備は着々とすすんでいくのでありました。