アイラ島の最近のブログ記事

イギリスに来てはや2年。そして、日本への帰国まであと一ヶ月足らず。そんな時期に選んだ最後の長期旅行の場所はスコットランド。ネス湖、エジンバラに続いて三度目のスコットランドだが、今度はちと様相が異なる。目的地はシングルモルトウィスキーの聖地アイラ島と、ゴルフの聖地セント・アンドリュースである。そう、今回の旅行は、まさにシングルモルトウィスキーとゴルフ巡礼の旅なのである。

旅のそもそものきっかけは2年ほど前にさかのぼる。イギリスに来て間もない頃、やっと借りることのできたフラットで購入したばかりの小さな14型テレビで全英オープンを見ようとしたところ、画像は映るが音が出ない。いろいろやっても音がまったく聞こえない。仕方なく、ラジオ放送を聞きながらのテレビ観戦という間の抜けたことになってしまった。しかも、画像もかなりひどい。このとき、スポーツ観戦狂の同居人は心に誓ったというか、大きな声で叫んで誓った。「日本に帰る前に絶対に全英オープンを生で見るぞおおおおおおーーーー!」

それから2年ついに夢実現の時がやってきたのである。しかも、今年の全英オープンは、ゴルフの聖地であるスコットランドのセント・アンドリュースのオールド・コースで行われる(ちなみに、全英オープンはイギリス各地で行われ、セント・アンドリュースで行われるのは5年振りである)。このコースでは、1400年代から家畜を追う牧童たちによるゴルフの原型のようなものが行われていたとこのことであるが、その後、誰かの手により、次第にグリーンやティグランド、バンカーなどが造られていった。しかし、いつ誰が作ったのかはわからず、自然をそのまま生かしたその美しさから「神の手によるコース」とまで言われているそうな。「このチャンス逃してなるものか!」とばかり、普段は腰の重い同居人が今年の1月には電話でチケットの手配をしていた。

その後、同居人は、ぼんやりと日系のイギリス情報誌を読んでいたところ、アイラ島(ISLAYと書いてアイラと読む)のゴルフ場の紹介が載っているのを発見した。アイラ島というのは、グラスゴーの東にある人口4000人足らずの小さな島で、8つのシングルモルトウィスキーの蒸留所があるところで、このところシングルモルトウィスキーの俄かファンになった身としては、いつか行ければいいなあと思っていたのだが、若干交通の便が悪いので躊躇していたところであった。ところが、ゴルフ場なんかないだろうと思っていたところに、セント・アンドリュースばりの自然そのままのタフなコース!、同じくシングルモルトウィスキーの俄か愛好者であり、しかも下手の横好きでゴルフクラブまで振り回している同居人の目はもう既に違っている。またまた「このチャンス逃がしてなるものか!」ということである。

こっちに来て、安く簡単にできることもあり、何度かゴルフに行き、その面白さが次第にわかってきた私としても反対する理由はない。旅の目的地は決まった。アイラ島とセント・アンドリュース!まさにイギリス滞在の最後を飾るに相応しい場所ではないか。

意気込みの割に宿泊場所の手配が遅れ、5月になってセント・アンドリュース近くのホテルに問い合わせたところ、この辺のホテルやB&Bは全英オープンの時期は予約でとっくの昔に一杯になっているから、エジンバラあたりのホテルを探した方が良いと若干あきれたような声でアドバイスされる。あわてて、数十箇所のホテルやB&Bに問い合わせ、やっとセント・アンドリュースから車で1時間ほどの場所にあるB&Bを見つけてほっとする。ふだんは人任せの同居人がこのときばかりは一生懸命というより必死だった。アイラ島では目的のゴルフ場を経営するホテルの予約がとれて一安心(ゴルフ場経営のホテルというと、やたら豪華なリゾートホテルを想像されるかもしれないが、決してそんなことはない。田舎のホテルの横に自然そのままのゴルフ場があるという感じ。。)

最終的には以下のような予定となる。


Day1 ヒースローから飛行機でグラスゴー乗り換えでアイラ島
Day2 終日アイラ島
Day3 夕方アイラ島から飛行機でグラスゴー、車でラナークへ
Day4 全英オープン観戦。フォーファー郊外のB&B泊
Day5 同上
Day6 全英オープン観戦後、車でラナークへ
Day7 グラスゴーからヒースローへ

 

いよいよ出発の日。飛行機はヒースローを午後3時頃の出発のため、午前中に比較的ゆっくり用意ができる。セント・アンドリュースでの昔の全英オープンの様子をテレビで見ると、みんなセーターやらジャンパーやら着込んで、やたら寒そうなので、防寒対策だけは怠らないようにとお気に入りの皮のコートを持参することにする。同居人は冬の切り札であった長袖の下着まで持参するという念の入りよう。。。今までの旅行では、いつも、やっぱりあれを持っていけば良かったというものがでてくるので、今回はとにかく思いつくものをどんどん鞄に詰め込む(それでも幾つかは忘れ物があったのだが…)。もちろんゴルフバッグの準備も抜かりない。その結果、いつもと違いかなり大量の荷物になったため、ヒースロー行きの直通列車の出るパディントン駅までロンドンタクシーに乗ることにした。パディントン駅では、搭乗手続きができるのみならず、荷物も預けられるのでそこまでいけば楽になるという目論見だった。

ところが、パディントン駅のBAのカウンターでは荷物は最低2時間前まででないと預けられないとのこと。仕方なく、大量の荷物をトローリーに乗せ、同居人はよたよたとヒースロ・エクスプレスの乗り場に向かう。その途中、駅員にあと2分で出発だから急ぐようにと同居人は注意され、「(時間にルーズな)イギリス人に時間のことで注意されてしまった」とひどく落ち込んでしまった(その後も何度となくこのことを恨めしげに語っていたので、よっぽどショックだったのだろう)。


そんなこんなでヒースロー空港に着き、荷物を預けるが、今回はグラスゴーで飛行機を小さなプロペラ機に乗りかえることもあって、とにかく目的地のアイラ島で荷物ともう一度出会えるかすごく心配であった。特にゴルフバッグは、オーバーサイズということで別の窓口に持っていかされたのだが、預けるときには思わず再会を祈念して手を合わせてしまった。。。(写真:今夜の宿、マカリーホテル。)

グラスゴー行きの飛行機の出発は15:10。表示板で時間を確かめていざ搭乗しようとすると、係員にこれはBritish Midlandの便だと指摘される。危ない、危ない。こんな調子ではタイガー・ウッズまでの道のりは遠い。その後、なんとかBA機に搭乗するも、例によって離陸が遅れる。いつものことで慣れているとはいえ、今回は乗り継ぎ時間が30分程度しかないという厳しさ故、心配性の同居人の顔が心なしか引きつっている。


飛行時間1時間35分と書いてあったにも拘らず、55分程度でついたため、余裕で乗り換えることができた。それにしても、大した距離でもないのに離陸が遅れることを見越して、かなり長めの飛行時間を記載するBAは、さすがというか、いやはやなんとも。。。(写真:野原のアイラ空港。スコットランドの旗がはためいていた。)

とにもかくにもグラスゴーで乗り換えに成功し、無事に小さなプロペラ機はいざアイラ島へ向けて飛び立った(ようだ)。←というのも、ケニアでの体験から小型プロペラ機はかなりゆれると心配していた私は、心配のあまり離陸前から熟睡してしまっていた。同居人によれば、飛行機はほとんどゆれることなく、それはそれはすばらしい景色を眼下に優雅に優雅にアイラ島へ飛んだそうな。


そして、午後5時50分定刻通り、ついに飛行機はアイラ島へ着いた。そこで、あらかじめ電話で予約していたレンタカー(日産の見たこともないようなかなり古い型のセダン。しかし、なぜかアイラにはぴったりはまっていた車であった。しかも、二日で40ポンドと破格の値段だった)を受け取り、ホテルへ向かう。ホテルはMachrie Hotelというところで、シンプルな感じがしてなかなか快適そうだった。

荷物の整理もそこそこに車でアイラ探索へ。車を運転していて驚いたのは、すれ違う車の多くのドライバーがすれ違いざまに手をちょっとあげてこちらにあいさつをすることだ。まるで山登りをしているときのように…。人口4000人足らずのこの島では旅行者であることがバレバレなのだろうか、それともこれはアイラ島の掟なんだろうか。とにかく、こちらもあわててあいさつをしようとするのだが、間に合わなかったり、ぎこちなかったりと情けない限りだ。


10分ほどで小さな港へ到着。潮の香りがかなり強い。おじさんや子供たちが何もすることがなさそうに、ボーっと海を見ている。傍らでは夢の一つがかなった同居人がやたらはしゃいでいる。。。そのあと、1時間ほど島のあちこちを回るが、至るところでピートが切り出してあるのを発見する。ピートというのは、泥炭(写真)のことで、乾かすと燃えるので、ピートを燃やしたときの煙で麦芽(モルト)を乾燥させるらしい。潮の香りを含んだピートを使って麦芽を乾燥させるので、アイラのシングルモルトはスコットランド本土のシングルモルトよりスモーキーな香りがするんだなあ、などと柄にもなく感傷にふけっていると、なんだか無性に飲みたくなってきてホテルへ戻る。

ホテルでラフロイグの15年物とボウモアの15年物を頼んで、同居人と乾杯。自分の好きな酒をその酒ができた土地で飲むのが最高と誰かが言っていたが、まさにその通り。至福の時とはこんなことを言うのだろう。バーのカウンターで働くの女性のスコットランドなまりの「オーケイ」(母音をはっきり発音し、しかも後ろにアクセントがあるような感じ)という言葉も心地よく耳に入ってくる。小腹が空いてきたので、スモークサーモンとマッシュルームのフライを頼んだところ、マッシュルームのフライの美味いこと、美味いこと。うーん、至福の時は止まらない。その後、いろんなシングルモルトを飲んで爆睡(ちなみに夜の10時でも外はまだ明るかった)。
朝8時から朝食をとる。同居人はスコットランド名物のキッパー(にしんの燻製)を頼んで、美味しそうに食べている。キッパーはとても美味しいのだが、これを食べると日本人としては白いご飯を一緒に食べたくなるのが最大の短所。私はといえば、好物のポーチド・エッグを頼んだが、こればっかりは・・・。だって黄身と白身が完全に分離しているなんて。このホテルで唯一不満の残ったものだった。 
 

さて、朝食後、早速、ゴルフに挑む。料金は一日やり放題で一人30ポンド(約5000円、1ランドだけだと一人22.5ポンド)。ホテルを予約するために電話をした際、ゴルフのスタート時間も予約しようとしたところ、「そんな必要はないわ」と一笑にふされてしまっていたのだが、確かに、みんな適当にスタートしている。待ち時間など存在しない。

さあ、夢のコースでいよいよティーショットだ。

3時間半に及ぶコースとの闘いが続いた。。

本当に綺麗で、そしてタフなコースだった。海沿いのでこぼこの草原でゴルフをしているとでも表現すれば良いのだろうか。もちろんキャディさんなどいないし、クラブもトローリーにのせて、自分でガラガラとひっぱらなければならない。つらかった。でも楽しかった、本当に。さすがスコットランドのゴルフ新聞の読者投票で、スコットランドでお薦めのゴルフ場第3位に選ばれただけのことはある。スコアですか?そんな野暮なことを・・・。


さて、1ラウンドのプレイを終え、バーで昼食をとる。同居人はハンバーガーを、私はチリコンカンを頼んだのが、このチリコンカンが結構いけてた。朝のポーチド・エッグを補って余りあるものだった。そして、食後のくつろぎもそこそこに、アイラでのもう一つの目的であるボウモアの蒸留所へと車で向かった。  
 

蒸留所で見学ツアーを申し込んだら、今は丁度製造をやっていない時期にあたるが、それでもいいか?と尋ねられた。川の温度が高くなり、ウィスキー造りに適しなくなるからということである。そういえば、その暇な時期に家の壁のペンキを塗り直すので、アイラの家のペンキはいつでもきれいなんだという話しを聞いたことがある。実際に製造していなくても、中が見れて、試飲ができるだけで十分なので、なんの迷いもなくツアーを申し込む(入場料は2ポンドか3ポンドだったと記憶。ただし後でお土産を買い物をすると、入場料分はディスカウントしてくれる)。

最初に10分程度の短い映画を見せられる。アイラ島の紹介や製造過程等を簡単に説明した、ありがちなものだったが結構楽しめた。その中のセリフで、次のようなものが印象に残っている。「シングルモルトを造るうえで、大切なものがいくつかある。大麦、美味しい水、ピート、そして何より大切なのはウィスキーを造るユニークな人々。それらが全てアイラ島にはある。」 
 

映画をみた後、中を見学して、いよいよお楽しみの試飲。くーーー、たまらない。(写真:全種類のボウモアが並ぶカウンター。各自好きなものがどれでも飲める。)普段は高くて飲めないようないろんな種類のボウモアがただで飲めるとは。。。しかし、午後のゴルフが残っているので、断腸の思いで何杯目かのグラスを置いて、ボウモアを後にした。

午後3時からほろ酔い気分での第2ラウンドスタート。この時間、ラウンドしている人はほとんどいない。ほとんどプライベート・コース状態だ。気持ち良すぎ。しかし、さすがにこのコースで一日2ラウンドは辛い。しかも、私は一日2ラウンドするのは初めて。最後は本当に這うようにして歩いていた。だけど、だけど、前にも後ろにも回っている組がすぐには続いていないなんて、日本のゴルフ場ではありえないことだろう。しかもこの好天。どうすればいいっていうの?もう嬉しすぎて途中からスコアなんてどうでもよくなってしまって、コースの芝生の上に大の字になって真っ青な空をしばらくながめた。 


ゴルフの後は、ひとっ風呂浴びて、夕食。同居人はヒレステーキ、私はサーロインステーキを注文。スコットランドはステーキが名物の一つなのだが、確かになかなかの美味。以前、アイルランドでステーキを頼んだとき、ミディアムレアーなのにナイフで切れないほど固く、3分の1も食べらないという悲惨な目にあっていたので、かなりドキドキしながら待っていたのだが、今回は正解。うーーん、本当にスコットランドはたまらん。食後まもなくまたもや爆睡。

朝、そそくさと朝食とチェックアウトを済ませ、いざ最後のゴルフを楽しむことにするが、まずゴルフボールを大量に仕入れる。ラフは草ボーボー、キャディーさんはいない、ショットは右に左にといった三重苦では、ボールはまさに湯水のように消費されていく。昨日も大量に購入したのだが、それでも足りなくなるおそれがある。


もちろん一番安いボールを買うのだが、それでも1個1ポンドと結構高い。まじで、ボール代金の方がプレー代よりも高いくらいだ。そういえば、昨日のパブでも、「どうだ。ボールがたくさん無くなっただろう」とうれしそうに尋ねてくるスコットランド親父が何人かいた。地元のプレーヤーもきっと結構ボールを無くしているんだろうな。

なんだかんだでプレーを始めたのは朝9時くらいだった。今日もスコットランドらしくない天気。お日様はピカピカで、風もあまり吹いていない。私たちのすぐ前をまわっているのは、50代くらいのご夫婦二人。年齢を感じさせないしっかりとした歩きだ。私たちのすぐ後ろでは、なんと11歳くらいの男の子がお父さんをキャディー兼コーチとして引きつれて、一人でプレイしている(未来のウッズかセルジアか)。その他にも、大きな犬を二匹散歩させながらプレーしている夫婦もいれば、3歳くらいの女の子と遊びながら、ゴルフしているお父さんもいる。どれも日本ではあり得ない、なんとも言えない光景。うーーーん、まさにここはゴルファーの楽園。本当にゴルフが生活の自然な一部となっている感じだ。日本にいた頃は、ほとんどコースにでるようなお金もなく、せいぜい練習場にたまに行くくらいだったのが、こっちでは練習場を探す方が難しい。練習場に行くくらいなら、みーーんなコースにでてプレーするんだろう、うらやましい。

プレーを終えて、昼食のためパブに入ってみると、テレビでは全英オープン一日目の模様が生放送されている。マルちゃんが大健闘中とのことで、こっちまで浮き足立ってくる。「マルー、待ってろよ。明日から応援にいくからな!」と同居人は真面目な顔をしてテレビに向かって話しかけている。


食事を終えた後、夕方の飛行機まで時間があるので、アイラ島観光にいくことにする。まずは、同居人の一番のお気に入りのシングルモルト「ラフロイグ」の蒸留所に行くが、見学は事前の予約が必要とのことで、外から写真をとるだけしかできなかった。このあたりは潮の香りが一段と強く、それがあの「ラフロイグ」のスモーキーなくせのある味につながっているのだろうか。ちなみに、私はラフロイグを最初に飲んだとき、あまりのくせの強さ(薬品のような匂いにそのときは思えた)にあまり美味しいとは思えなかったが、段々とはまってきている。 
 

ラフロイグの後は、車でバードウォッチングで有名らしいグリュイナート湖というところにあるが、あいにくと眼下に広がるのは広大な草原とたくさんのハエばかりであった。その後、隣のユラ島行きのフェリーが出ているポート・アウケイグに足を伸ばしてみた。フェリーといっても車が4,5台くらいしか載らない小さなもので、港も本当にこじんまりとしたものだった。でも、港から見えるユラ島の景色はなかなかのものだった。3つの乳房(Paps)を持つ島と言われているらしいのだが、実際に見て納得。三つの山が三つのなかなか豊満な乳房に見えるからあら不思議。(写真の山々がそれ。)のどかな港の感じとマッチしていて、時間があれば渡ってみたかった。

港をあとにして、頻繁に現れてくる羊や牛の群れを横目に、再度ホテルのパブに帰り、お別れに一杯飲むことにした。旅の感傷を肴にしぶく酒をひっかけるはずが、隣にいたアメリカ人のグループが全英オープンの実況を見ながら大声で騒いでいて、感傷もなにもあったものじゃなかった。景気のせいだろうか、最近どこに旅にいっても耳に入ってくるのはアメリカン・イングリッシュ。しかも、大抵の男性は、短パン、Tシャツ、スニーカーにでかい体という組み合わせ。いやでも目に入ってくる。さすがに食傷気味。こんなときは、「もっとイギリス人も頑張れ」、などと都合のいいことを考えてしまう。


午後6時10分、行きと同じ小型プロペラ機はアイラ島を飛び立った。なんだか同居人の思いにのせられて来た島だったが、大充実だった。人は暖かいし、食事は美味くて、景色も良い。そして何よりうまい地酒と自然そのままのゴルフコース。これ以上、なにが必要なのって感じがするくらいだ。貧乏性の同居人は、こんな幸せの後はきっと大変なことが待っていると、迫りくる日本帰国をおそれていた。でも、きっともう一度戻って来れるはず、いや戻って来よう、アイラ島へ。
昨晩はアイラ島からグラスゴーに着いたのが夜7時くらい。そこからレンタカー(お気に入りのプントをゲット!)を借りて、車で40分くらいのラナークという街の近くにある安いホテルに泊まった。そこから、セント・アンドリュースまでは車で2時間はかかりそうだったので、連日のゴルフで疲れ切った体に鞭打ち、早めの朝食(ここでもポーチド・エッグはまともなものがでてこなかった)を済ませ、朝8時半くらいにはホテルを出発した。

最初の一時間くらいはとても順調だったが、セント・アンドリュースが近くなるにつれ次第に渋滞に。終いには、あと10マイルくらいでセント・アンドリュースという所で車がほとんど動かなくなった。最初は余裕をかましていた同居人も、「ジャック・ニクラウスが見れなくなる(ニクラウスはこれが最後の全英オープンらしい)」「マルちゃんのスタートに間に合わない」などとブツブツ言い出し、いらちモードに入ってくる。身の危険すら感じた私は、思いきって横道に入ることを提案。失敗したらただですまないところだっただろうが、これが大正解。なんとか12時前にはセント・アンドリュースに到着することができた。

ここから同居人はまたまた「夢でも見ているモード」に入る。あっちにニクラウス、そこにマルちゃん、向こうにウッズ、後ろにガルシア、こっちにモンゴメリー。イギリスに来て顔を覚えた有名ゴルファーばかりだ(全英オープンなんだから当たり前か)。私はプロのゴルフ大会を見るのは初めて。これまた当たり前の話だが、みんなすごく上手。打ったボールは早くて目で追っかけることができない。でも、彼らのスイングを見て、「目から鱗が落ちた」とつぶやいたら、同居人が「みんなそう言うんだけど、自分でプレーするとすごく落ち込むんだよな」とさらにブツブツ言っている。



セント・アンドリュースのオールドコースはコース全体がコンパクトにまとまっているので、予想したよりいろんなホールを回りやすい。同居人に言わせれば、(すごく失礼な言い方だが)まるで日本の河川敷コースのようにアウトコースとインコースが隣り合っている。だが、それにしても歩く。そして、予想をはるかに超える天気の良さ。風も雲もほとんどない。2時間くらいあっちこっちと動き回ったら、さすがに疲れ果てた。やっと落ち着きを取り戻しつつあった同居人も昼食休憩をとることに同意。シーフード・レストランが見つかったので、すかさず入る。

セント・アンドリュース征服記念ということで、豪勢に、ロブスターを茹でたものと、蟹をゆでてかに味噌とあえたものを食することに。場所柄ちょっと値段は高かったが、これがかなりうまい。回りはガンガン、シャンパンや白ワインを飲んでいた(後ろにいた男性4人のグループはすでに白ワインの空き瓶が3本あって、さらに2本新しいのを買ってきていた。もちろん皆顔は真っ赤!)ので、こちらもかなり誘惑にかられていたが、「ここでシャンパンを飲んだら、もう動けなくなる」と同居人と互いに言い聞かせ合いながら、なんとか我慢する。

食後は、13番ホールのグリーン近くのスタンドで座って落ち着いて見ることにする。ここからだと、5番ホールや13番ホールのパッティングの様子ばかりでなく、6番ホールのティーショットの様子も見れるので、かなり充実の時間を落ち着いて過ごせた。ただ、スタンドのちょっと上の方に座ると、風が結構きつくて肌寒いくらいだった。そこで、一時間半くらい観戦していると、お目当ての一人である目の前の13番グリーンにマルちゃんがやってきた。今日はスコアが伸びず苦労しているようだった。しかし、ここではバーディーチャンスにつけていた。「頑張れ、頑張れ」と心の中での祈りもむなしく、ボールはカップの横をかすめていった。と、ここで突然、同居人が立ち上がり、「丸山を応援に行こう」と言うので、スタンドをそそくさと下りて、マルちゃんをしばし追っかけることにした。


しかし、これがいけなかった。きっとマルちゃんにとっては私たちは厄病神だったのだろう(マルちゃん、ごめん)。その後のマルちゃんはひどかった。ティーショットはラフに打ち込むし、リカバリーショットはバンカーに入れてしまうという悲惨な有様。見ているこっちが辛くなってきたので、今日はこのへんで引き上げることにした。(マルちゃんは、結局、その日大きくスコアを崩し、かろうじて予選を通過するという有様だった。写真:一番先頭がまるちゃん) 
 

今晩泊まるところは、セント・アンドリュースから車で北へ一時間くらいの距離のフォーファーという街のはずれにあるB&B。民家の二階をちょっと改造して、二組が泊まれるようにしているという典型的なカントリー・サイドのB&B。風呂とトイレは共同というので、どんなところかと多少心配していたが、思ったよりずっと綺麗で一安心。バスタブもえらく広い(一応、ジャグジーになっているらしいが、さすがに怖くてこれは利用しなかった)。50代くらいに見える人の良さそうなおばちゃんが一人でいろいろと世話を焼いてくれる。着いてすぐに持ってきてくれたフレッシュ・ミルクが疲れた体にたまらなく美味しかった。

夕食は前もって頼んでおかないと用意できないとのことだったので、紹介してもらったパブ(B&Bから車で7,8分くらい)に行くことにした。ちなみに、隣の部屋に泊まっていた年配のご夫婦にはレストランを紹介したらしいが、我々は見るからにお金がなさそうだったのだろうか??

パブは、まさにその村に一軒ある村人の社交場という感じのところだった。とても感じがよく、料理の味もなかなかという、拾いものの店だった。ちなみに、奥の方には、おじいちゃん、おばあちゃんの団体が8人くらいで座っていたのだが、おばあちゃん達のおめかしぶりがかなり強烈だった。私達はと言えば、ガバガバとビールやシングルモルトを飲み、爆睡というお決まりのパターンであった。
今日からセント・アンドリュースは決勝に入る。予選を通過できなかったニクラウスのプレーを見ることはもう二度とないだろうと同居人は悲しそうにしている。


朝食は朝8時に頼んでいたので、一階に下りていくと、隣の部屋に泊まっている年配のご夫婦とお孫さんが黙々と朝食をとっている。会場の中でやっている子供用のゴルフクリニックにお孫さんを参加させたかったが、昨日は込んでいて無理だったので、今日は早く行くらしい。最初は無愛想だったおじいさん(といっても見かけは結構若く、ベンツのクーペに乗っているくらいだからかなり車好きのはず)が、いろいろと話しかけてきた。アイラ島に行ってゴルフとシングルモルトを堪能してきたばかりだと話すと、「あそこのシングルモルトは美味しい。最初はくせがあって飲みにくいが、次第に慣れてくるんだ」などと言いながら、うれしそうにしている。おばあさん(こちらはさらに若く見える)の方は、最初からフレンドリーでなにかと話し掛けてくれたが、お孫さんは終始無言。12,3歳くらいに見えたが、どこの国でもこのくらいの男の子は大体無愛想なんだなと妙に納得してしまった。しかし、この年で全英オープンをこの目で見る上に、そこでレッスンも受けるというのだから本当にうらやましい限りだ。

B&Bを9時過ぎくらいに出て、コースに10時過ぎくらいに到着する。さすがに今日は同居人も落ち着いているので、まずはコース横のプロショップでゆっくりお土産なんかを物色することにする。すでにかなりの人が狭い店に入っており、入場制限していたくらいだったが、中では意外とゆっくりといろんなものを見ることができた。ついお土産よりも自分の買い物に夢中になってしまう悲しい性。同居人もポロシャツの他に自分の頭にも楽に入る帽子を見つけたと言って、結構ご機嫌な様子だった。 


天気は今日も快晴。また焼けそうだ。前日は動き回ってかなり疲れてしまったので、今日は見やすいスタンドの席に長時間とどまっていろんな選手を見るといういわば定点観測方式を採用することにした。最後の組であるウッズ組が来るまでそこのスタンドに陣取るとしたら、3時間以上そこにいることになる。それでは途中でお腹が空くだろうということで、少々早いが(午前11時過ぎ)、まず腹ごしらえをすることにした。実は昨日から妙に気になっていたもものがあったのだ。それは、ローストポークまたはローストビーフのバーガーまたはバゲット!!これがにおい、見かけともに妙にそそるのだ。おまけに、どの店より長い行列(キュー)ができている。こりゃ食わねばなるまい。そこで、ローストポークのバゲットとローストビーフのバーガーを買って、早速食す。マスタード、ケチャップ、ホースラディッシュは各自自由に味付け可能だ。これが予想とおりのジャンキーな美味。高速の休憩所の出店でうまいものを見つけたときと同様の感動がある。 

しかし、感動に浸っている暇はない。「今回は食べにきたのじゃない。すばらしいプレーを研究にきたのだ。」と言い聞かせて、水・コーラのペットボトルとポテトチップス(まだ食うのか!)を仕入れて、計画通り、3番ホール前のスタンドの上方(上から2番目)に席を確保した。ここからだと2番ホールのセカンドショット、2番グリーンのパッティングの様子、3番ホールのティー・ショットの様子、さらには奥にある16番グリーンのパッティングの様子までが堪能できるという非常にお得な席だ。さらにスタンドの一番上の席が空いたので移ってみると、後ろの練習場で練習している他のプロの様子も楽しめるというおまけつきだ。しかし、一番上の席は風が直接にあたってくるので、かなり寒い。持ち込んだ防寒具を次から次へと着込んでいく。日差しは夏、サングラス着用、しかし体感温度は冬という結構厳しい状況になった。でも、次から次へと超有名ゴルファー達のプレーが目の前でくり広げられるので、思ったより飽きずに楽しむことができる。おっと、早々とマルちゃんが16番グリーンにやってきた。今日は結構調子が良いらしい。しかし、我々の目の前でまたもや惜しくもバーディーパットをはずしてしまう。本当に私達はマルちゃんの疫病神なんじゃないだろうかとマジで心配になってくる。


一時間半くらい観戦を続けていると、段々と上位の選手が登場してくる。スコットランド期待の星コリン・モンゴメリー、世界ランク2位、そして目を疑うばかりに胴が長いデイビッド・デュバル(我が家ではダックス君と呼ぶこともある。写真上:右から2番目)、昨年の全英オープンで奇跡の逆転負けを喫したフランスのジョン・バンダベルデ、神の子セルジオ・ガルシア、さらには昨日流し目をおくられて以来(勝手な思いこみ)、一気にファンになった世界NO1レフティーのフィル・ミケルソン・・・。テレビでは何度も見たプレやーが次から次へと、あまりゴルフに詳しくない私でもさすがに十分楽しめる。(おまけにプレー中に野うさぎが一兎突然登場してボールよりも早いスピードでゴルフ場を駆け回っていた、なんとのどかな!)ただ気になるのは、またしてもアメリカン・イングリッシュ。別にアメリカ人が嫌いなわけではないが、これはアメリカの大会かとつい思ってしまうくらいのアメリカ人の多さには驚かされる。本当に今アメリカって景気が良いんだろうな。


そんなこんなで、待つこと3時間以上、ついに大トリのウッズ組が登場。ところが2番ホールでボギー。思わず私達はマルちゃんのみならず、ウッズの厄病神でもあるのかと心配するが・・・。そんな高飛車な心配が全く不要であったことは皆さんがご存知のとおり。ちなみにそのボギーは今回の全英オープンでウッズが初めてたたいたボギーだったらしい。そういう意味では貴重なものを見せて頂いたということだろう。


そのあと、3番ホールでのウッズのティーショットを拝ませてもらった後、長らく親しんだスタンド席をついに離れた。その後、一時間くらいブラブラと14番ホールから16番ホールあたりをうろうろとしながら、いろんなプレーを堪能した後、車が混まないうちに帰るのが賢明ということで、早めにB&Bに戻ることにした。


一時間くらいでB&Bに戻ってみると、テレビでは丁度ウッズが17番ホールあたりをプレーしていた。もう完全な独走状態である。ダックス君が6打差の2位にいるが、逆転の可能性はほとんどないだろう。興味は完全にウッズの記録に向けられている。「勝負の醍醐味という点ではつまらなくなったが、歴史的なものの目撃者の一人になっているんだ」などと同居人がのたまっている。


シャワーを浴びた後、再び昨日と同じパブへ夕食に。暑かったので今日は冷たい白ワインをしこたま飲んで、いつものように爆睡。

いよいよ今日は全英オープン最終日。そんなに早く出発しても仕方がないので、比較的ゆっくり朝のドラマなんか見て、おもむろに出発することに。隣に泊まっているご夫婦に挨拶して、B&Bの建物の写真をとっているとB&Bのおばさんが出てきて庭を案内してくれた。さすがブリティッシュ、ガーデニングには気合が入っている。話によれば、もっとも厄介なのは野うさぎらしい。あるときは庭に植えた野菜を野うさぎが全部食べたらしい。私達からすれば、昨日コースにあらわれた野うさぎがピーターラビットを連想させるのにくらべ、このおばさんにすれば、憎っくきウサギ達ということになってしまうのだろう。まるで我が家のネズミのように・・・(ネズミと比べるのはウサギに失礼かな)。

この日コースに着いたのは午前11時ちょっと前。(写真:思い思いに日光浴しているギャラリー)今まで見ていないホールを今日は全部見ることと、ウッズとガルシアのティーショットをもっと近くで目撃することが今日の目標だった。まずは、8番ホールから11番ホールがひしめく奥の方へ行ってみる。まだ、それほど観客は多くなかったので、比較的楽にプレーを間近に見ることができた。


その後、懲りもせず、またもやローストポークのバケットを食べる。今日は初めて天気があまり良くない。食べている最中についに雨まで降ってきた。小降りだが、今回は(ほぼ)準備万端だったので、早速、フード付きのヤッケを得意げにはおって、次の目的地である一番ホールに向かう。ところが、雨はあっという間に止んでしまい、昨日までの晴天に戻ってしまった。うれしいやら、ちょっと残念やらの複雑な気持ちであった。いずれにしても、天気が良くなってはますますウッズの優勝の確率は高まってしまうのだろう。

一番ホール付近にいくと、最終の18番ホールと向かい合わせになっていることもあって、すごい人の数だ。なんとかティーグランドの近くで立っていると、目の前をスペインの神の子ガルシアが笑顔を観客にふりまきながら通って行く。あまりに突然のことで、「あっ、あっ、あああ」と言っているうちにいなくなってしまう。本当に普通の少年といった感じで、やせてひょろっとしていた彼。ああ、情けない、こんなときになぜ勉強しているスペイン語が口から全くでてこないのだ。「日本でもしもう一度ガルシアに会う機会があったら、絶対スペイン語で話しかけてサインをもらうぞ。いや、彼の専属通訳になるぞ」などと他愛もないことを考えていると、今度はウッズが目の前を歩いていく。今度は、「あっ、ウッズだ」と言った。彼の名前が言えただけでも大きな進歩だが、おそれ多くて話しかけられる雰囲気ではなかった。というより、まわりを警備の人間が取り囲んでいて、他の選手と比べると物々しい。やっぱり、私の愛はフィル・ミケルソンに注ごう。ということで、しばらくここでミケルソンの登場を待つことにした。さすがに同居人は少々あきれて、しばらく別の場所でプレー観戦を楽しむと言って、どっかへ行ってしまった。


しばらく待ったが、結局、ミケルソンが目の前を通ることはなかった。でも、いろんなゴルファーが本当に自分の目の前を通っていき、すっかりミーハー気分に浸ることができた。ガルシアやミケルソンのティーショットを観戦した後、ウッズのティーショットをもっとも間近に見るため、3番ホールのティーグランドへ向かう。ほどほどにいい場所を一旦は確保したのだが、同じような狙いのギャラリーが次から次へと集まってきて、かなり厳しい状況になってきた。けれども、忍の一文字でウッズの登場を待つ。


来た、来た。伝説を創ろうとしている男の登場だ。(写真:最終日おきまりの赤シャツ姿。)しかも、ダックス君と同じ組で。すごい盛り上がりだが、ティーショットを前に、異様に静まり返る。・・・・・・ 打った。打球は(見えなかったが)美しい軌道で飛んでいった(ようだ)。うーーん、幸せ。



最後はマルちゃんのフィニッシュを見届けるべく16番ホールへ。スコアボードを見るとあまり調子は良くないようだ。16番ホールは無難にパーにまとめた(つまり、バーディーパットをはずした)が、17番ホールがひどかった。そもそも17番ホールはこのオールドコースでもっとも難しいと言われているホールだが、ミスショットの連発であった。もう集中力が続かないんだろう。「数年前、全英でベスト10に入ったあの初々しさはどこへ」と同居人が哀しそうにつぶやいている。18番ホール周辺はあまりに混んでいたので、18番でのマルちゃんのティーショットを最後に、ついにセント・アンドリュースを離れることにした。(写真:最終日のまるちゃん。)うーーむ、予想以上に3日間堪能させてもらった。しかし、予想以上に暑かった。日焼け止めを頻繁に塗ったにも拘らず、すっかり日焼けしてしまい、スコットランドを旅行したと言っても誰も信用してもらえないような感じになってしまった。

今晩のホテルは7月20日に泊まったレナークのはずれのホテル。料金の割に部屋も広く、結構きれいなところだったので、すぐさま23日にも泊まる手配をした。なにより魅力だったのが、ホテルが手配してくれる近くのゴルフ場で、なんと無料でプレイできるということだった。これも20日の段階で早速24日午前のプレーを予約しておいた。

さて、セント・アンドリュースからホテルまでの行程は、早めに出発したかいあって、2時間くらいのものだった。ラジオでその後の全英オープンを聞きながらのドライブは退屈しないものだったが、日差しが強いのには参った。こっちの車には普通はエアコンなんかついていないので、暑い日に高速をとばす場合には窓も開けられず、まさに蒸し風呂状態となってしまう。

6時前にはホテルについて、テレビをつけるとちょうどウッズ組が間の17番ホールに入るところであった。一時、追い上げたダックス君も力尽き、もうウッズの優勝は決定的。あとはこの17番ホールを無難に済ませることくらい、と思って見ていたら、ダックス君が大トラブル。バンカー脱出に4打もかかってしまい、見ているのもつらい状態だったが、彼は淡々とプレーを続けていた。。。

ウッズの優勝を確かめ、夕食へ。ここは食事があまり美味しくないところが最大の欠点。でも、今晩は日曜の夕食込みのお泊り特別割引料金で泊まっている身分なので、贅沢は言えない。可も無く不可も無くといった夕食をすませた後は、ホテルのガーデンで最後のシングルモルト。すっかり私もシングルモルト党になってしまったようだ。そして、いつものように爆睡。


いよいよ最終日。アイラ島とセントアンドリュース巡礼を終えて、今日は基本的にはロンドンに戻るという日だが、その前に最後のゴルフが午前8時半スタートだ(無料!)。早めに朝食を済ませ、車で向かう。20分くらいでゴルフ場に着いたが、これが予想以上にちゃんとしたゴルフ場。宿泊したホテル経由で予約すればただでできるというので、どうせ田舎のちゃっちいゴルフ場と予想していたのが、なかなかどうしてあなどれない。

今回はカートが借りれたので、かなり楽チンで回れたのが、途中アクシデントが起こってしまった。私が前に置いていたカートのフロントの透明なプラスチック(車のフロントガラスの代わりのようなもの)に、同居人が珍しく良い当たりのボールを見事命中させてしまったのだ。そして、フロントの透明プラスチックには、綺麗なひびが見事に入ってしまった。フロントの人が一部は保険がでるので全額弁償する必要はないとのことだったが、結局、30ポンドくらいを弁償費用として支払うことになってしまった。まあ、それでももとがただでプレーしているのだからと自分達を納得させながら、ゴルフ場を後にすることにした。


飛行機がガトイックを出発する3時50分まで結構時間があったので、ラナークとニュー・ラナークをちょっと探索することにした。これも予想以上に綺麗なところで結構楽しむことができた。(写真:今回のレンタカーのプント。運転しやすい、乗り易い、非常に良い車!)

そして、予定通り、3時前には空港に到着し、レンタカーを返却していざロンドンへ。1週間で4回ゴルフをプレーし、しこたまシングルモルトを飲み、美しい景色の中ドライブをし、見事なプレーを堪能し、そして、優しい人々と出会い・・・。本当に今回の旅は英国滞在のフィナーレを飾るにふさわしい旅になった。それにしてもスコットランドは素晴らしい。また、きっと来よう。

あびだよりについて

このブログには過去の思い出から現在の猫たちとの生活までが保存されています。London Storyは1998年から2000年までの在英時代の記憶のかけら、Catsにはブログを始める前の記憶のかけら、そして2004年から始めたあびだよりには現在一緒に暮らしている猫たちの様子をアップしてます。

以前使っていたブログツールがサービス終了したこともあり、MTに移行する以前に頂いたコメントが復活できなくなってしまいました。これまでコメント下さった方、申し訳ありません。ぺこり。

ゆっくりペースの更新ですが、たまに覗きに来て下さると管理人は喜びます。多分、猫たちも。

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3匹のアビシニアンファミリ

  • 2001年7月30日生まれ親父。2010年5月21日虹の橋。      
  • 2005年1月10日生まれ奥さん。
  • 2006年4月26日生まれ第3女子。


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